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立体駒型原始平安小将棋は、駒の敵味方をどう表現していたのか(長さん)

少なくとも現在、五角形駒を用いている日本将棋では、シャンチーや
チャンギのように、字の向きで、駒の前後が区別できるだけでなく、駒の
前側の尖りでも、駒の前後がダブルで区別できる。そのため、シャンチー
やチャンギのように、色で駒の敵味方を区別する習慣が無い。他方立体駒
を使い、駒の形をリアルに表現すれば、その形で駒に、前後が見分けられ
るようになるため、形が具象的な立体駒を用いれば、駒の色を塗り分ける
必要がなくなると考えられる。しかしながら、立体駒でもチェス駒は、敵・
味方を色で区別している。これは、

チェスの駒が色分けされているのは、キング・クイーン・ビショップ・
ルーク・ポーンという、ナイトを除く駒は、前後ろが通常無い、立体駒と
は言え、抽象的な形

だからだと、私は認識している。
 他方前に述べたように、日本に入った原始平安小将棋の、大理国で使わ
れる駒は、チェスと同じ類の、立体駒に分類される、将棋用遊戯具だった
と私は推定している。そしてその、

立体駒型原始平安小将棋の駒には、敵味方で色の区別があるはずが無い

と私は考える。理由は、材質が宝玉・金・銀等であるのを、わざわざ色を
塗って判らなくしてしまうような、ばかげた事を西暦1000年頃、藤原
摂関への贈答用の、宝玉将棋具を製作した職人が、するはずが無いと、考
えているからである。光輝く金の駒で金将を表現したとして、それに白や
黒の塗料をわざわざ塗って、純金製である事が、判りにくくしてしまうよ
うな、愚かな者は、存在するはずが無いからである。では、たとえば北宋
の商人が、藤原道長用に、将棋具を持ってきたとして、その将棋道具に含
まれる立体的将棋駒では、敵味方は、どう表現したのであろうか。私は、

上記立体駒は、少なくともシャンチーの駒に比べて、充分に具象的な形だ
った

と推定する。つまり、前記、8×8升目32枚制原始平安小将棋用の、
更に成り金用に20個(注※)の、黄金駒を足して52個になる、宝玉・
財宝将棋具の駒には、人間を表す駒では全て、顔が精細に表現されていて、
駒の前後ろが見れば簡単にわかるような、超高級な代物だったと推定する。
 つまり、人形であると認識できるような駒を、正しい向きに置けば、
敵の駒か、味方の駒かは、間違えないと判断されたと言う事である。
なお、桂馬にはチェスのナイト駒のように、馬の顔が有っただろうし、
香車は、貴族を乗せる、人間一人で二輪車を曳く籠のような形であって、
引き手等が取り付けられていて、やはり、前後ろが判るように、精密に
造形されていたと、私は推定する。だから、駒の形がやや抽象化し、前後
を入れ替えるように、180°駒を回転させると、同じ図形になってしま
うため、五角形の駒レベルにさえ、前後ろがはっきりしないチェス駒と違っ
て、北宋商人が、藤原道長への贈答品として持ってきた、原始平安小将棋
具の駒は、駒を見れば、前後ろはただちに判る、具象形の形だったと
推定されるのである。そこで当然色は宝玉、金、銀、桂の木地の下地のま
まであり、敵味方で色分けは、特にされては居なかったと、私は思う。そ
して大宰府で、絢爛豪華な、それらの品々を見た国境警備役の武士等は、

一例としては形をリアルにする等、意匠の工夫で、駒の前後が判れば、
シャンチーのように、駒に色分けしなくても、駒の敵味方の区別が着く事

に、精密に顔まで彫刻された、超高級立体駒を見て、当然気がついただろ
うと私は考える。こうして、駒の形が抽象的ではなく、前後の区別がつく
リアルな立体将棋が、わが国では最初に輸入されたために、他国のチェス
ゲームとは違って、

形の特徴から、向きで敵味方を区別する事が出来る駒を、意匠を工夫して
使うことが、わが国では最初から、当たり前と思われた

のだと、私は結論する。つまり、最初に輸入された将棋道具の細工が、桁
違いに精密でリアルであった事が、わが国の将棋には、色で敵味方の駒を
区別する習慣が無い事の、根本原因だったのだと、私は推定しているとい
うわけである。

※歩兵が成るまでに、どちらかは退かれてしまう性質から、成り金将分の
金将駒は、28個より8個、少なくして良い事に最近気が付きました。
そのため、今回より”成り金”表現用の金将駒は20個(形は同じな、元
々配置される金将を、2個入れると合計22個)と推定し、本文のように
表現しました。

(2017/07/08)

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