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日本の将棋の最も初期の将棋盤升目(長さん)

前と同様、13×13升目や15×15升目の大将棋のブログの本題
からは外れるが、日本の将棋の最も初期の、将棋盤升目について、以
下考える。私見でマイナーな説であるが、私は

8×8升目32枚制原始平安小将棋がオリジナルである

と、考えている。主流は9×9升目の標準型平安小将棋と見る向きが、
平安時代の出土史料を、含めて考えるとすれば、現在圧倒的に強いと、
認識する。9×9升目が主流なのは、現在の日本将棋の盤升目と同じ
なので、判る気もする。が、私がそれに反対するのは、日本将棋を

取り捨て制で飛車角なしにすると、桂馬が合い当たりになり、攻めが
停滞するにも係わらず、それが流行るという不自然さ

ほぼ、この一点に集約される。さらに、何回か述べたように、小将棋
は外来種であると見ており、インドチャトランガ、アラブのシャトラ
ンジ、東南アジアのマークルック、西洋チェス等と、同じ盤と駒数が
最初であって、おかしくないと見ているという点もある。ただし、そ
うすると、8×8升目制を、日本人も真似た理由を、一応考えておく
必要はあるだろう。5×5、6×6、7×7、9×9、10×10、
11×11・・・ではなくて、なぜ8×8升目なのであろうか。
 そもそも、私が考えているように、大理国が日本の将棋の伝来元で
あったとして、たまたま日本人は、大理国の8×8升目将棋を、すっ
かり、そのまんまでコピーしたとしても、大理国の人間がそもそも、
8×8升目を選んだ理由を、今度は考えるべきなのかもしれない。
 貴金属宝石類のうち、玉、金、銀の3種類を選ぶのは、3は、ま
あ、程良い数といえば、程良い数なのかもしれないが。大理国のあっ
た、雲南省大理県大理市の仏塔の主塔では、玉、金、銀のほかに、
金銅、銅、鉄、石の各仏像も出土しているので、これが駒のモデルだ
として、金将を2枚に変えてから、この金銅、銅、鉄、石の8種類に
将を付け、更に象駒を入れて10駒増加させれば、19×19升目の
将棋を、大理国ではオリジナルとして指しても、おかしくないという
事になるのかもしれないからである。
 以下答えを書くと、更に私見だが、ユーラシア大陸規模で、8×8
升目制のチェス・将棋型ゲームが指されているのは、
玉を中央の2列左側だとして、順に右下段駒が袖から、飛車型の車駒、
桂馬または八方桂馬型の馬駒、角行またはシャンチー象または平安大
将棋猛虎型の象と並んでいる将棋は、先手を日本将棋式に8列目に、
玉列がある表記で、日本将棋式で盤升目の番号表現をした時に、

先手から見て相手後手位置の、1二の位置に、先手の右の車駒、右の
馬駒、右の象駒の攻め筋の焦点が有り、かつ相手の駒は、左の車駒し
か利いていないという点で、副将駒(金将)の駒のルールを少し変え
る等しても差が無く、安定して普遍的に、攻め筋のあるゲームとして、
楽しめる面白さがある

と、民族によらずに認識された。そしてその認識が、ユーラシア大陸
中に広がったのが、8×8型だけが、選択的にゲームとしてインター
ナショナルに広がる、原動力に主としてなったのではないか、と私は
思っている。つまり、8×8升目型には、上のカラクリが、ゲームと
いっしょに口伝されれば、民族によらずに、たいがいは広がるという
要素が、あるのではないかと言う事である。つまり、

以上の戦術情報が、チェス・象棋・将棋型ゲームの戦術では、他の升
目型の戦術情報よりも、ゲームを流行らせるという目的にとっては、
説得力があり伝わりやすいので、選択的に8×8升目型が広がった

という意味である。そしていったん、8×8型でゲームが定着すると、
それ以上に、ゲームを進化させるのには、ある程度のハードルがあっ
た。そのため、9×9升目制標準型平安小将棋や、19×19升目
原始摩訶大大将棋といったものは、少なくとも10世紀ころには、
大理国には、できにくかったのではないかと、私は疑っている。
それが恐らく、仏象として大理国には、玉仏、金仏、銀仏の3種の
他に、金銅仏、銅仏、鉄仏、石仏が有っても、17×17升目や、
象駒を入れて19×19升目にした、将棋が指されないとすれば、
それが原因なのだと思う。
 恐らく「玉は中央左に配置し、右の車駒、右の馬駒、右の銀将で、
相手の1二位置を伺う、最近舶来のゲームは面白い」という情報は、
将棋の伝来と同時に日本人にも伝わり、それもほどなく確認されたの
であろう。そしてその上で、8×8升目32枚制原始平安小将棋は、
九州大宰府では少なくとも、ある程度盛んに指されるようになったの
ではないかと、よって私はこのように推定している。
 なお、今回の話題と同じ系統の題材で、現在議論をされており、
また私に、以前”個人ブログの開設”を勧めてくださった、大阪電気
通信大学高見研究室のブログの、摩訶大大将棋関連のログ数と、単純
ログ数で、本ブログは本日ほぼ並んだ。高見先生の益々の御活躍と、
摩訶大将棋のブログの更なる進展を、心よりお祈りいたしたいと思う。
(2017/06/09)