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増山雅人著「将棋駒の世界」2006年/中公新書を入手(長さん)

12月24日午前、東京千駄ヶ谷の日本将棋連盟の将棋会館
売店で、増山氏の「将棋駒の世界」を購入した。今の所、

ざっと眺めた所で、中身が濃いので、私のような浅学の人間
には、内容の大半が、把握できていない。

なお、日本将棋連盟の千駄ヶ谷の売店だが、つい最近、空調
の工事をしていて、しばらく休んでいたようだったが、年末、
再開したようだ。2016年の12月は27日まで、朝10
時から営業しているという。
 さて将棋駒の書体について、私はズブの素人なため、この
ブログでも、余り触れていなかったと記憶するが、一箇所だ
け、この本をチェックして、補充しておいた方が良い、内容
の記載があったのに、気が付いた。
水無瀬兼成の将棋部類抄と、小山市神鳥谷曲輪遺跡の、裏金
一文字角行駒の、成りの金の字を比較したところで、
将棋部類抄の、摩訶大大将棋の飛車角等の成りの金の字と、
小山駒の、成りの金の字の書体が、近い事を指摘したのは
良いとして、その書体を

”桂馬の成りの金の字である”と表現したのは、将棋駒の
書体の世界の常識からすると、情報不足と謗られそうだ。

正しくは、

桂馬の書体のうち、右をハラワずに、止める形式であって、
摩訶大大将棋の成り金も、小山市神鳥谷曲輪遺跡の角行駒の
成り金も、どちらもほぼ同じ形をしている、

である。つまり紹介した成書によると、”桂馬の成りの金に
は、大きく分けて「右払い型」と「右止め型」の2通りの形
がある”との事である。
良く見ると、払い型はどちらかといえば背がやや低く横長に、
止め型は、それよりすこし、字が縦長に見えるようだ。
以上、謹んで補充させて頂く。
 なお、角行の字については、大正時代からの、日本将棋の
書体の、「錦旗」という定番の書体に、「行の字が横広」だ
という、顕著な特徴があるという。この字は、伝えられる所
によると、江戸初期、慶長年間から寛永年間の後水尾天皇の、
筆跡ともいう。上記小山駒についても、作成が大正時代とい
う、とんでもなく後代になってからの作で無いのかどうかを
今後、研究者は角行の”行”の字をチェックして、一応押さ
えて置く必要が、あるのかもしれない。何れにしても、紹介
した書は、将棋の遺物を研究するには、必携の書のようだ。
(2016/12/25)


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