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猛豹、猫叉が大将棋に導入された時期(長さん)

以前のべたが、私は、西暦1300年前後の、普通唱導集で唄われてい
る大将棋の時代に、悪狼、猛豹、猫叉、石将、それにもとからの師子は、
無かったと考えている。悪狼については、前回述べたし、石将について
は、15升目にならなければ、必要が無いのは明らかである。師子につ
いては、嗔猪や桂馬で支えても、攻撃側の駒に居喰い能力があると、
(右)仲人は助からないので、普通唱導集時代の大将棋に、元から師子
が無いのは、明らかだと以前に述べている。なお、盤升目が13升目だ
と、更に歩兵が4枚減るので、130枚制の後期大将棋と、108枚制、
除夜の鐘の数の私の普通唱導集大将棋とで、駒数が22枚差になるので
ある。
 そこで残りは、猛豹と猫叉についてであるが、この2種については、
数学の定理のように、厳密には証明できないが、

平安大将棋型の猛虎が残存し、後期大将棋や中将棋型の盲虎が生成され
ていなければ、大将棋には入っていない

と私は思う。平安大将棋の猛虎の、筋を変える事のできない”不便な
動き”は、動けない、縦横どこかの隣接升目へ、少なくとも部分的に、
動けるようにするしか、改善はできない。銀将も、そのシステムで、
できたのだろう。そして、仮に猛虎が平安大将棋の、銀将の前升目では
なくて、後期大将棋のように、金将の前升目に移動したときには、隣接
升目で行ける升目数が8升目(全方向)に近いほど、玉守り駒としての
能力も上がるため、加えてそのような改善が必要とされたと考えられる。
 すなわち、ここまで述べれば判るように、後期大将棋と平安大将棋の
虎駒の位置の変化で、虎駒は猛虎から盲虎に変化したとみるのが、妥当
だと思う。酔象も、普通唱導集大将棋の中央下から2段目に、初めて
導入された当初は、シャンチーの相/象駒の動きだったのであろうが。
後期大将棋の時代には、玉守り駒としての能力が弱すぎるのに、シャン
チーを指している中国人の、ひょっとすると指摘もあったのかもしれな
いが気がつかれて、7方向動きの現在の酔象の動きに、変化したのだと
私は思う。
 そして、猛虎が盲虎が変わると同時に、虎のメスと当時言われた、
豹駒が、盲虎よりも1升目行く升目の少ない、隣接升目6升目動きの、
猛豹として導入され、元の猛虎の動きの、猫叉が、紛らわしさが無く
なったため、盲虎との並存下で、初めて導入されたのではないかと、
私は思う。ただし、普通唱導集大将棋では、ひょっとして飛龍と、
角行の動きは、どちらも斜め走りで、全く同じだった可能性もあると、
私は見ている。だから、猛虎と猫叉が、絶対に普通唱導集時代の大将
棋に、共存できないと、証明する事までは出来ないのだが。猫叉は、
普通唱導集大将棋には、加えにくかろうと言える程度ではある。
 以上により、元々師子、悪狼、猛豹、猫叉、石将は普通唱導集大将
棋には無いと、大雑把だが、理由は全て説明できたような気がする。
ようするに歩兵の4枚を足して20枚の小駒と、2枚だけの大駒が
加えられて、普通唱導集の時代の大将棋から、後期大将棋へ変化した
わけで、後期大将棋は小駒の水増し将棋と、私が評した状況は、これで、
充分に説明され尽くしたと、言えると思う。
 むろんでは、その他の後期大将棋に有る駒は、普通唱導集大将棋に
あるのかという事を、上記の議論と対比的に示さないと、モデルの
正当性の証明にはならないとは思う。最下段駒は平安大将棋から、変
えなかったからこそ、大将棋として認められたと考える事にして、特
に第3段目の、奔王、龍王、龍馬、角行、竪行、横行、飛車列がどう
かと言う事だろう。これらについては、既にこのブログでは、理由
は述べたと、私は認識している。奔王は奔横として出土、龍王・龍馬
は、蒙古の来襲のとき龍信仰が流行ったため、溝口和彦さんからは
反対されたが、既に有ると私は見る。角行は無いと普通唱導集第2節
と合わないし、横行のほかに角行を発明したからこそ、竪行、横行が
並んで存在しえるのだと思う。飛車は普通唱導集の第1節で唄われて
いる。あと残り、2段目にあると私が見る、鳳凰、麒麟は、鎌倉の
鶴岡八幡宮遺跡から、出土した駒種から見て、有るし、麒麟は無いと、
普通唱導集第1節が、師子に成る元駒として存在しないと、唱導集と
は合わないため、特に絶対有ると私は見る。酔象は無いと、横行を袖
に移動させる根拠が無いので、普通唱導集大将棋にもあると私は思う。
 残り2段目の、猛虎、猛牛、嗔猪、飛龍は、12支に有る、合戦に
使えそうな動物5種のうちの4種のため、選択的に、普通唱導集時代
の大将棋には、無いものについては加えられていたというのが、私の
仮説である。なお合戦に使えそうな動物の、残り1種は、桂馬である。
反車については、普通唱導集の第1節に記載が有る。
 以上のように、除夜の鐘と同じ駒数の、私の普通唱導集大将棋モデ
ルは、2017年の電王戦第2局の直前までに、仮説の域は出ていな
かったものの、内容は充分に鮮明化されていたと、このブログでは特
に、はっきりと公にしておく事にする。(2017/05/23)

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