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中将棋の繋駒の有る師子互い取り規則は、成り直前の麒麟に適用されるのか(長さん)

4回前に、中将棋の師子に関する特別な規則について述べた。そのとき、
繋ぎ駒のある師子を師子で取る、「中将棋の師子に関する特別な規則」のうち
の最も、中心的な部分については、表現は、まどろっこしくはなるにしても、
なんとか、問題の出ない、より精密な規則にできるとの内容を、ここで書いた。
しかしその後、特殊な場合で、師子の規則が、師子に成る直前の、麒麟に適用
されるのか否かが、問題になるような局面も、起こりうるのに気が付いた。
以下の例のような場合である。


〇六|空升目、△盲虎、空升目、△仲人、空升目、空升目、△歩兵・・・
〇七|△玉将、空升目、空升目、空升目、空升目、空升目、空升目・・・
〇八|△白駒、空升目、▲金将、空升目、空升目、空升目、▲歩兵・・・
〇九|空升目、空升目、空升目、△師子、空升目、△麒麟、▲銀将・・・
〇十|空升目、空升目、空升目、空升目、空升目、空升目、空升目・・・
十一|空升目、▲師子、空升目、空升目、空升目、空升目、空升目・・・
十二|▲龍馬、▲竪行、空升目、空升目、空升目、空升目、空升目・・・
▲側・ ̄12・・・・・・11・・・・10・・・・・・9・・・・・・8・・・・・・7・・・・・・6
(下段が▲陣、上段が△陣とする。)△9九師子までの局面図。

ここで、上の棋譜は、中将棋盤の概ね、一方の左袖の、約1/4を、表現した
ものである。図の左下部分の▲軍の角行がある部分が、盤の左下の角である。
局面は、△側が、7七位置付近から△9九師子とし、10八位置の相手▲金将
を、次に居喰いして取るのが狙いである。△側としては、7九位置の、熟慮の
結果、予め成らないで置いた麒麟で、動かした師子には繋ぎ駒が付いていると、
解釈したのであろう。

では、この△麒麟は本当に、問題の無い”△師子の繋ぎ駒”なのだろうか。

ここで、仮に次の手で、▲同(9九)師子と、▲側が、師子で師子を取った
とする。普通は麒麟は中将棋でも、相手陣に入った所で相手の駒を取ったに
しても、成るのかどうかは自由なので、その後△同(9九)麒麟不成りの
はずで、普通は単純に、▲側の反則負けになるはずである。だがこの場合は、

△同(9九)麒麟成りと、成らざるを得ないと思われる

のである。何故なら、△同(9九)麒麟不成りだと、次に▲11七金将で、
△の玉将が詰んでしまうからである。そこで、△同(9九)麒麟成りだとする
と、▲同(9七)龍馬が可能であるから、既に4回前に述べたように、元々の
▲同(9九)師子が、合法手のようにも見えると言うわけである。つまり、

たぶん麒麟は、敵陣入りでも、次の機会の敵陣内相手駒取りでも、不成りも
良いだろうから、取り合い局面で麒麟が師子に成るケースでの、繋ぎ駒の有る
師子を師子で取る規則は、考える必要が無いだろうとタカをくくると、上の
ような例外も有り得る

というわけだと思う。つまりこのようなケースも、合否どちらであるのかを、
予め決めておく必要がありそうだ。いっけんは、▲の禁手負けのようにも
思えるのだが。しかしながら師子を師子で取る規則を、禁手と決めた、

”そもそも論”を、たとえばこの場合、▲側に持ち出されてゴネられると、
きちんとしたルールブックが、予め古文書等とは別に、用意されて居無いと
以後の対局のスムーズな継続は、かなり厳しい

のかもしれないと、私は思う。
何れにしても、中将棋の師子に関する特別な規則には、複雑な問題が多い
という事だけは、揺るが無いだろう。なお、現実には上の例では、先師子
の規則を持ち出して、相手の△側が、切り替えしを図る手が、更に存在す
る。そこでこのケースは、先師子の規則の適用範囲の議論も二重に加わり、
現実の論戦は、更に混迷を深めるだろうと、私には予想される。(2017/08/30)

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