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将棋纂図部類抄曰くの鳳凰の斜め動きを飛龍と違い跳び越えにした訳(長さん)

将棋纂図部類抄の、中将棋の初期配列図の後の、駒の動かし方ルール
の補足には、少なくとも”中将棋の鳳凰は、飛龍の正行度踊りの動き
とは異なり、斜め方向には跳び越える”と記載されている。恐らく、
室町時代の初期、15世紀の初めに、中将棋の棋士が、摩訶大大将棋
の、金剛や力士の駒の、動かし方ルールが確立した頃までには、鳳凰の
斜め動きと、麒麟の縦横動きに関して、実際に将棋纂図部類抄に書か
れているような、駒の動かし方のルール選択を、したのであろう。
 では、なぜ中将棋棋士は、鳳凰の斜め方向への動かし方ルール等を、
飛龍型にしなかったのであろうか。以上が、今回の論題である。
 そこで、例によって結論を最初に書く。

”踊り”と表現しても、そのタイプが、
”踊りA型”と、ここで仮に名づける、方向転換が出来る。動き升目
の数は、1から表現された数までである。という、獅子型の踊りと、
”踊りB型”と、ここで仮に名づける、方向転換が出来ない正行度、
動き升目の数は、表現された数だけに限定される、と言う踊りと、
踊りの種類が、中将棋の中で2種類できてしまい、適当な単語で区別
がつき難い。それで鳳凰の斜めは、途中駒を取らないに限定される、
カテゴリーが全く違う、”跳び越え”に、変えてしまった

ためだと私は考える。つまり、
中将棋指しは、踊り駒と言えば、”踊りA型”に分類される、獅子、
飛鷲、角鷹の3種類に限定できるようにし、実戦で、棋士同士での
トラブルを、避けたかったのだと思う。なお、言うまでも無いが、
ここでの私論や、増川宏一氏の二中暦訳によると、元々、走りか、
こちらの方が本来、跳び越えだったとの説が、現在有力な飛龍の方が、
少なくとも”摩訶大大将棋口伝”が成立した時点で、金剛、力士、猛牛
の類の、斜めは、踊りB型で踊る駒に変化していたようである。
 次に以上のように推定できる根拠であるが、以下の一点だけ、つまり

踊りA型と踊りB型が違う事を、摩訶大大将棋口伝で、方向転換で
き無いまでも、狛犬の説明を使って、区別しようとはしている。が、
飛鷲、角鷹のような典型踊りA型と、踊りB型とを分けようとする
努力をした跡の見られる、よりはっきりとした文献が、特に見当たら
ない

という点を、挙げる事が出来ると私は理解している。つまり、中将棋
棋士達は、室町時代の早い段階で、

上記の労苦を、鳳凰の斜め動きを、各種の踊り類ではなくて、跳び越
えにしてしまう事によって、予め回避してしまった

のではないかと、私が考えているという事である。なお、大将棋や
摩訶大大将棋の鳳凰を、中将棋の鳳凰と同じにして、良いかどうかに
ついては、これとは別問題であって、現在論争中である。
大阪電気通信大学の高見研究室が、鳳凰は将棋種によって、ルールが
違うとの立場を取っている。ので、前に”小さい也問題”として、本
ブログで取り上げたことが有るが、彼らの言い分を、彼らのブログ等で、
注意して聞いてほしい。
 なお、

現代流に大将棋を指す場合は、麒麟、鳳凰の動きは、プレーヤーが
かなりまだ居る中将棋と同じで良い

のではないかとの立場を、本ブログでは今の所取る。(2017/11/29)

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