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中将棋ゲームデザイン。玉将・玉近似酔象と並ぶ将棋は何が手本(長さん)

本ブログでは、酔象は中将棋の成立から7方向動きになると見る
が、少なくとも中将棋の成立時、酔象が後ろへ行けない点を除い
て、玉将の動きであった事は、確かだと考える。何故なら、象の
駒を軍師(大臣)駒に当てる例が、世界の将棋に無いからである。
つまり象と副官では、銀将と金将の差が有るという意味である。
それでも、象を副官の所に持ってきたのは、酔象を太子成りにし
て更に、酔象の表面の動きも、本来の象とは全く違ったパターン
にするという方法を、思いついてからだろう。
 ところで、世界の将棋は、四人制チャトランガ時代の恐らく、
二人制チャトランガを除いて、大臣は王より相当に弱い、猫叉動
きのゲームか、チェスの奔王動きのゲームのどちらばかりである。
 ちなみに、西暦1250年頃中将棋が成立しているが、その時
代に、250年程度前にすぎないとはいえ、二人制チャトランガ
の情報が、中将棋のゲームデザイナーに、知られていたとは考え
にくい。四人制のサイコロ将棋というゲームが、日本の中世には、
余り知られてい無い点から、インド起源は疑問である。
 では、中将棋のゲームデザイナーが、近王型のルールで動く
酔象を、玉将の隣に置いて、インド古代二人制型近王軍師将棋が
作れたのは、何故なのかを今回は論題とする。
 答えを何時ものように先に書き、後で説明を加える。答えは、
中将棋の初期配列が、現行のようになっていると言う事自体、

8×8升目32枚制で金将が、片方に1枚づつしかない
原始平安小将棋が、元々有ったという有力な証拠

なのではないかと、本ブログでは推定する。
 では以下に、今述べた結論につき、説明を加える。
 本ブログで、8×8升目の平安小将棋が、9×9升目の普通の
(標準型)平安小将棋に先行すると考えるのは、二中歴の小将棋の
初期配列がボカされている事と、”旦代の難点”が9升目型にはあ
り、原始伝来将棋がそのため、母国で9升目であった、はずが無い
という推定に基づいている。今の所、史料としてはっきりしたもの
は残念ながら無い。
 また、8升目型が伝来型だったとの記憶は、南北朝時代まで、
明確に残っていたと考えている。麒麟抄の将棋の字が、平安時代の
”将碁”になっており、確信犯的な模倣であると見られる点等が、
根拠である。他方、中将棋は遊学往来から

南北朝時代に発生したと見られており、8×8升目で、軍師駒とし
ての金将が一枚しか無い将棋が、11世紀に存在したという事を、
中将棋のゲームデザイナーは13世紀に知りえたと推定

できると、本ブログは見なす。そもそも、

玉に近い副官駒を、玉と並べて配列するという将棋は、8升目型の
原始平安小将棋が存在して、それを中将棋のゲームデザイナーが知っ
ていたと考える場合が、最も説明が楽である事は明らか

である。従って、

中将棋の玉と酔象の配列を自然に説明したいのなら、9升目の小将
棋以外に、8升目の小将棋も国内に有ったと考えるのがむしろ当然

なのではないか。以上のように、本ブログでは明確に考えると言う
事である。
 なお、偶数升目の12升目の中将棋は、3の倍数将棋盤に対する、
賛美思想が、鎌倉時代終わりごろの、新安沖沈没船出土駒と出土将
棋盤(?)の時代になって、わが国で発生した事が、成立の動機で
あると、本ブログではみる。また、後期大将棋を例えば13升目、
中将棋を11升目にしなかったのは、その他には、以前述べたよう
に、13升目の場合の、先手5手目▲8七角行(左)の、2枚角で、
後手の右仲人を狙う、普通唱導集大将棋第2節定跡の発生要因を、
中将棋では無くす意味もあると、ここでは見ている。
 普通唱導集大将棋定跡回避の要求は、14世紀には強かったと見
られ、”古来より定跡が無いとされ”る、中将棋という名の偶数升
目の駒数多数将棋は、発生しやすい状況だった。しかしそうすると、
玉将を中央筋に置けなくなり、チェスのように、女王とか大臣とか
軍師と呼ばれる、ナンバー2の駒を作らなければならなくなった。
イスラムシャトランジを真似れば良いのなら、酔象は猫叉動きのルー
ルで良かったはずだが、

日本に伝来した将棋が、4人制時代の2人制インドチャトランガと
同様、1枚しか無い副官のルールが、王に近い近王・金将型だと、
まだ南北朝時代には記憶が残っていた

ので、酔象は難なく7方向動きにされた上で、玉将の右隣に置かれ
たというのが、本ブログの見方という事になる。(2018/10/07)

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