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大将棋は複雑だからコンピュータは苦手なのか(長さん)

新年、明けましておめでとうございます。
今年もこのブログを、どうぞよろしくお願いします。

さて、今年はどのような年になるかであるが、むろん
偶発的事項はほとんどが予測不可能であり、そうでな
くても物事、未来の予想、先読みが出来たとすれば、
それは、大いに賞賛されるべき、事柄であろう。特に、
このブログは、その「先読み」という言葉の、語源と
なった、日本将棋に関連する、日本の昔の将棋に関係
するブログである。今の所ブログの表題は、サイトを
変えなければ変更できないと思うので、それを、替え
ず、このまま続ける予定である。
 以上のように、偶発的出来事は予想できないが、予
定とされているイベントが、行われるという事位は、
予想可能である。いろいろあるが、日本の将棋に関連
するものとして、今年は

春に、コンピュータ最強ソフトのponanzaと、
日本将棋連盟所属で現名人の、佐藤天彦九段との間の
日本将棋の対将棋ソフト2番対局が予定されている。

”結果の予想はタブー”が、web上では空気になっ
ていると、ひねくれ者の私などは邪推してしまうほど
現時点で議論は少なく静かであるが、

人間が相当に苦戦

が現状である。なぜなら、昨年も同様のイベントをし、
調子が今ひとつだったのか、佐藤(当時も)名人が、
人間間のトーナメントで勝ち残れなかった、人間の優
勝者の得たタイトル、第1期叡王になった
山崎隆之八段に、同じコンピュータソフトが逆転無し
の2連勝を、している為である。
 ここでコンピュータが人間を超える事については、
影響度無し、悪影響、困惑等、さまざまな議論がある。

 このブログでは、どちらかといえば「困惑、悪影響
が残る」の立場を取る。

 トッププロにしてみれば「日本将棋の事は私に聞け
ば、何でも判る」という人間になりたくて、人生を、
将棋に費やしてきたのであろうから、「判らない事は
機械に聞けば良い」と、私のような下手の人間に言わ
れて、「はい、そうですね。」と、心の奥底から引き
下がる訳にもいかないし、そうせざるを得ないにして
も、面白く思うはずは、無いだろうからである。
ところで、では人間は、それならどうするかであるが、
機械であるコンピュータソフトの弱点について、いろ
いろ考えてみる、という生き方もあるかもしれない。
このブログの表題は、「だい将棋の謎」であり「どう
して、日本将棋のほかに、祖先が大将棋を指したのか」
を、問題にして来たが、「謎」には一つに限らず複数
ある場合がある。このケースもそれで、大将棋には、

この将棋を指したら、複雑なので、人間を倒すのには、
日本将棋よりも、コンピュータ将棋ソフトの開発者に
とり、時間を要するのか

という、謎も有る。
新年には相応しい、ベーシックな内容なので、本日は
それについて考えてみたい。私の回答では、

たとえば、普通唱導集大将棋を、
適正に改良した13升目104枚前後制の将棋位程度
を作成して、対コンピュータの人間対決をすると、
それはコンピュータが、少なくともチェスに比べれば、
かなり苦手とする可能性が、多いにあると思う。

証拠は、典型的な例として、
どうぶつしょうぎの完全解析(2009年)の方が、
日本将棋連盟の最近「ソフト指し疑惑」が晴れた事で
有名な、三浦弘行九段がGPS将棋に敗退した
(2013年・コンピュータの人間超えの下限・早い)
より、本当に先だったという点等が、あげられる

と私は思う。なお、この両者は同じ研究室が、係わっ
ているだけでなく、前者は後者の普及用に開発された、
持ち駒ルールを持つ等、類似性の高いゲームである。
更に補足すると、どうぶつしょうぎの完全解析には、
完了年が、大幅に遅れる、次の要因がある。

どうぶつしょうぎ自体が2007年以前には無かった

という点である。以下私見で恐縮であるが、どうぶつ
しょうぎが仮に大昔から、指されていたゲームであっ
たとしたら、チェス名人がコンピュータに敗れる
(1997年、今からちょうど20年前)以前に、
どうぶつしょうぎの名人は、コンピュータに勝てなく
なっていた、可能性が強いのではないかと疑われる。
完全解析をしたコンピュータを、東京大学の当時の
大型計算機センターの大型コンピュータに置き換えれ
ば、当時でも、完全解析できたのではないかと、
web上に今も出ている、解説文を読んだ限りでは、
私が推定しているからである。この事から、

駒数8枚(常用対数で0.9)の持ち駒将棋を超えて
から、駒数40枚(常用対数で1.6)を超えるのに、
今年は日本将棋ではコンピュータソフトが楽勝だと、
悲観的に見たとして、20年以上かかった事になり、

勾配が、年率で1(桁・常用対数)/30(年)

程度になっているように私は思う。
ただし、上記の私の推論には、定量的な議論で、反例
が有る事も判っている。

駒数12枚(常用対数で1.08)の5五将棋で、
コンピュータが、人間を超えたのが、

2010前後で、7年位前だという事である。この事
と、日本将棋で確実にコンピュータが追いつくのが
7年後の今年である事から、勾配は、その下限(緩)
が、

年率で1/13.5(年)前後となり、日本将棋の方
が、5五将棋よりも遅い傾向はあるものの、その勾配
は、どうぶつしょうぎからの類推の2倍以上、
悲観的に見れば、

その2~3倍だ。

との結論になる。このズレは、webの情報を見る
限り、5五将棋の事実上の名人の、

東京電気通信大学の伊藤毅志先生が強い

という要因があるものと思われるが、ソフトの開発者
の間には

「日本将棋で使用可能な、ボナンザの局面評価計算式
中のパラメータの、学習による自動調整システム等が、
5五将棋では棋譜の蓄積が少ないため、5五将棋が、
歴史をある程度、有するゲームではあるにしても、
使用困難なのが、要因」との指摘も有る

ようである。つまり、単に複雑だからでなく、

駒の量を増やしたら、コンピュータが苦手になるよう
な、何か要因が無いと、単純計算通りに、人間は、
”対コンピュータ攻略”が、出来ない事は確かだと
思う。従って、

大将棋をコンピュータが苦手にするとすれば、それは
駒量、盤升目量を増やすことによって、よりそれが少
ないゲームには無い、新たな要因が質的に現れた場合
に限られると、上の超え年間時間差減少現象とは逆向
きの、遅延化要因を想定し、
慎重に見て、コンピュータに人間が負ける年を推論す
べきなのかもしれない。何か特別な要因が無ければ、
せいぜい、どの系統のチェス・象棋・将棋類ゲームも、
最悪、1桁駒や盤升目を増やしても約10年で、コン
ピュータが、人間に追いつく、という悲観的ペースな
のかもしれないと言う事である。
つまり、このまま行くと、何も材料が無いと、
2101年には、百万×百万升目で駒数4千億枚制の
超巨大大将棋をしないと、人間は機械に対して、優位
を保てないという事になる。駒の名前とその動かし方、
成りとその動かし方、それ以上にしんどい初期配列の
記憶を、駒約1000億種の場合について、人間が把
握するのは、さすがに困難である。だからそうだとす
れば、その前に、叡王戦スポンサーの代表の言うよう
に、「人間は終わるんですよ。」なのであろう。
 そこで昨年末、このブログでは、チェスの大升目化
によって現れる、玉駒の序盤移動の阻害の問題と、そ
の解決策を施す事により発生する、新たな複雑化、サ
ッカーの、逆オフサイド成りルールを入れる等して、
改善可能な、制限なしの走り駒の撃ち合いによる、中
段大穴の問題と、策を施すことによる新たな効果、
17升目以上の多升目将棋で、始めて有効になるよう
に見えるトライルールの導入の試み等、駒数・盤升目
が少ないときには現れない、幾つかのゲームに現れる
現象・対策等を述べてきた。
 特に少なくとも今年は春に、日本将棋の名人と、
コンピュータ将棋ソフトが対局するシーズンまでには、
以上の視点から、このブログでは、”日本の昔の将棋
の見かけ上姿ののチェス型ゲーム”の作成手法に
関する情報を、複数発信できれば良いと、今の所思っ
ている。

以上つたない個人的ブログですが、昨年の皆さんの御
助成に関し、心より感謝いたしますと共に、これから
も皆さんの御声援を、心よりお願い致したいと思って
おります。(2017/1/1)