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駒数40枚9×9升目制取捨てルール日本将棋型新ゲームのルール(長さん)

一昨日の議論から察すると、同じ形の将棋ゲームでも、
終端条件、すなわち、「どうなったら勝ちなのか」の
ルールを変えると、局面の形勢判断ががらりと変わり、
特に、異質な条件を組み合わせたものでは、評価が、
混沌として来るものも、ありそうに見えた。
 以下、トライルール、入玉規定以外で、自由に思い
ついたままの、終端条件を加えた将棋について、一例
を紹介する。題材は、9×9升目で40枚制の初期配
列が、日本将棋と、全く同じゲームで、

持ち駒ルールを取り除いて、取り捨てルールのもの

を、考察が簡単になりそうだったので、採用してみた。
ついで、終端条件だが、「玉将を詰めば勝ち」は、残
す事にして、新たに、玉将が詰んで、い無い局面でも、

自陣に残っている駒の数以上の、味方の駒が敵陣に居
れば、勝ち

という、終端条件(勝ち条件)を加えてみた。たとえ
ば、それで終局になっている例を以下に示す。
無題.gif
ここでこの新作小将棋では、上記局面では先手が勝ち
である。解説すると、まず、この将棋には、持ち駒
ルールが無いので、

取った駒や、取られた駒は、表示されていない

ので、注意が必要である。先手は、6七の位置の歩兵
と、9九の位置に香車がまだ自陣に居るが、7三の位
置に竜王と、9三の位置に”と金”が出来たので上が
りになっている。かつ、6六の位置の玉将は詰んでい
ない。他方後手側は、同様に4三の位置に、詰んでい
ない玉将と5三の位置に、歩兵がおり、計2枚の駒が、
後手側の自陣に居る。それに対して、後手は7九の位
置に、後手の竜王が居るが、これだけであり、計1枚
が先手、敵陣に居るだけなので、上がりにはなってい
ない。よってこの将棋ゲームでは、一見中盤局面のよ
うにも見えるが、この局面で既に先手が勝って、終端
局面になっているのである。
 以下、この将棋を指してみれば、直ぐにわかるのだ
が。この将棋では、大切な駒に取りが掛かっても、
自陣から駒を脱出させたり、相手陣に突入する駒を、
増やしたりした方が、自分にとって有利になる事が、
多々あり、通常の玉を詰ます将棋型ゲームとは、
最善手が、大きく変化する。
 駒数が40枚で、将棋が取り捨てになるので、この
将棋自体は、日本将棋よりは、はるかに簡単で、調査
すれば、必勝手順も直ぐに、発見されてしまう程度か
もしれない。しかし、こういうルールの類を、旨くも
っと複雑なゲームに調整して混ぜ込むと、局面評価の
計算の素要素が、相当に変化し、場合によっては、既
存のゲームよりは、計算結果がカタストロフィックに
なり、数値計算で、誤差が出やすくなって、それをし
ないときに比較して、人間が有利になる場合も、或い
は、あるかもしれないと、実際にざっと着手をしてみ
て、私は感じた。以上のように、既存のトライルール
から類似を連想して、ルールを考えるという作業自体
が、AI(機械)には、サクサク簡単にはできないう
ちは、「人間が終わった」とまでは、依然言えないの
かもしれないと、私には思える。よって以後も、将棋
ゲームで、たとえば、新しい終端条件を考え付いたら、
このブログでも、紹介を続けて行きたいと考えている。
(2017/1/2)