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大将棋13升目から15升目への変更はキリスト教の影響ではない(長さん)

平安大将棋が13×13升目で、それより後とみられる、後期大将棋が
15×15升目となると、13という数字が迷信により、嫌われたとの
理由付けも、あるいは有り得るかもしれない。有名なのは現在でも、
西洋社会には残っているという、13日の金曜日が縁起が悪いで有名な
13嫌いである。これが南北朝時代とか室町時代とかに「シルクロード
を通って、明国に入り、日本に伝わって、大将棋を13升目制から、
15升目制に変えた」というのは、話としては面白いが、

この説が正しい可能性は、ほとんど無さそうだ。

 昨日、それを確かめるため、私はナサニエル・ラッケンメイヤー氏の
「『不吉な13』の誰も知らない本当の話」(2005年11月・ダイ
ヤモンド社)を斜め読みした。

この13の数字の迷信が流行りだしたのは、19世紀の後半。もっとも
流行ったのは、少なくともアメリカでは20世紀の前半

との事である。それまでは聖書に書いてあるような内容で、「12人の
弟子とキリスト」と、キリスト本人を数に入れずに、ユダの説話を、近
世の欧州人は語っていたそうである。

むしろ、シルクロードを伝わって西洋星占いといっしょに、日本に古代
末期に輸入されたのは、「真ん中に鎮座する御殿様と、12人の家来。」
という画材の構図

だったのではないかと、私には思えて来た。つまり、13がむしろ吉升
目数という方向に、大将棋に対して、キリスト教は作用した可能性が強
い。
 何れにしても、後期大将棋の成立を語るとき、この本を読んだ限り、
「13日の金曜日」には、言及しなくてよさそうだ。(2017/04/10)