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日比谷図書館、11月江戸歴史講座「将棋」記念展示物の内容(長さん)

増川宏一氏の江戸時代の将棋家元、大橋家文書解説の11月22日夕方
の講演会に先立ち、日比谷図書文化館、1階展示室のロビーに、カラス
ケースに入った展示品が、既に出ているとの情報があったため、11月
6日月曜日午後に、内容をチェックしてみた。

展示品はレプリカであり、貴重品ではなく、ケースに入っているが
見張りも立って居無い。

内容は、
①西暦750年のシルクロード・サマルカンド付近のソグド人居住区
から発掘された、写実的かつ、サーサン朝ペルシャの軍隊のミニチュア
の形の、原始チェス駒、確か計7点のレプリカ。なお、この駒は、
サーサン朝自体が、100年前に滅びているので、西暦750年当時でも、
それより約”150年前のレトロな物品”だったようである。
②8世紀~9世紀、イスラム時代のアラブ・シャトランジ駒で、欧州
の博物館に所蔵の、1セット駒、計36枚のレプリカ。
③中将棋の駒の半分(46枚)。駒の動かし方ルールが駒の表面に、
駒名とともに、書かれたもの。
④おなじく、後期大将棋の駒の半分(65枚)。状況は③と同様。

ただし、③も④も、日本将棋にある駒は、スタンプ駒の既製品で、その他
の無い駒を自作して足したように見えるし、④の後期大将棋で、悪狼と
嗔猪の動きが、世界の将棋のルール(wikipediaルール)に
なっていて、古文書とは違う。鉄将が新字体の”鉄”であるということ
から、近現代の作のようである。なお、所有者は、増川宏一氏と記載さ
れている。その他には”中将棋が14世紀中から、大将棋が普通唱導集
の頃を中心として、”との旨、将棋史の説明が、ざっとあるだけで、
展示された駒の素性に関する、それ以上の詳しい説明は無い。なお、
中将棋、後期大将棋共に、将棋盤には乗って居無い。

増川駒.gif

①・②に関して、①がサーサン朝ペルシャの軍隊を模しており、②より
も古いように形態からは、見える事。従って、世界の立体駒は、イスラム
的に抽象化した単純な形から、写実的な戦争シミュレーションゲーム用
の駒へ、20世紀後半に言われたように、進化した訳ではなく、その実は
正反対であると、説明書きが添えられていた。よってこれらは

あくまで教育用のものであり、歴史的な物品の展示ではない。

 なお2017年のこの日、日比谷図書館周りは、来日したトランブ
米国大統領が来るとの事で、厳戒態勢がひかれていた。帰りに日比谷
公園でも、ぽんやり散歩して、帰ろうと計画を立てていた私は、おかげ
で、すっかり当てが外れた。
 本ブログを開設して1年がたち、毎日連続投稿を続けた結果、記事数
が365を超えた。(2017/11/08)

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