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9×9升目40枚制日本将棋型”馬将棋”(持駒ルール有)の作成(長さん)

前々回、本ブログで、日本の将棋はなぜ駒数が40枚なのかを考察した。
そのとき結論として、朝廷に龍神信仰が有ったために、ゲームとしての
調整で、結果として残りうるの候補は、複数あったものの、飛車角を入れ
たものだけが、宗教上の理由で選択的に一種残ったとの旨の事を述べた。
だとすれば、現行の日本将棋は、ゲームの調整だけで作られた、唯一無二
の奇跡的なものではなくて、

日本将棋は、単にゲームの出来だけから考えると、たくさんある可能性の
一つに過ぎなかった

と、いう事になってしまうだろう。これは従来の定説、日本将棋は稀有の
幸運によって作られた、

他の駒の組合せでは、到底作れないゲーム

という論と、大いに違ってしまう。実の所、飛車・角行の所を、別の駒の
組合せを持ってくると、どうなるのかについて、恐らく誰かが試している
のではないかとは思われる。がその結論は知らないし、私自身が、試した
事は、過去一度も無かった。ので今回、この天動説から地動説への転換に
似た、大胆な試みを、試しにやってみようと思い立った。結論を述
べると、日本将棋に近い性能のゲームは、

厳密に肩を並べるほど良いものは、直ぐには出来ないが、
そこそこ対抗できるゲームを作るのは、さほど困難では無い事が判った。

 そこで、とっとと具体的に、そのゲームのルール内容を書くと、その
対抗9×9升目の将棋ゲームの駒の初期配列は、次のようになる。

三段目:歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵
二段目:口口龍馬口口口口口口口口口口中馬口口
一段目:香車桂馬銀将金将王将金将銀将桂馬香車

次に、成りは日本将棋の現行ルールと、成りの条件は同じを採用した。
更に成り駒は、次のようになる。

三段目:金将金将金将金将金将金将金将金将金将
二段目:口口龍王口口口口口口口口口口大馬口口
一段目:金将金将金将不成不成不成金将金将金将

当然だが、1段目と3段目は、日本将棋と全く同じにしている。飛車と
角行を、中馬と龍馬に変えているのである。なお、龍馬の成りを角鷹に
しても、余りゲームに変わりは無い。角鷹と龍王では、後者の方が
ポピュラーなので、ここでは龍王にしてみた。
 問題は、飛車に変えて入れた、中馬と大馬であろう。ここで、

中馬は、中国シャンチーの馬と、全く同じルール

にしている。つまり、安直だが、中国シャンチーの馬なので、略して中馬で
ある。この馬駒は、日本の桂馬や、西洋チェスのナイトとは違い、塞馬
脚ルールの存在で、やや八方桂馬より弱体化している。また中馬の成りの

大馬は、シャンチーの馬と同じルールに加えて、塞馬脚の位置と称する、
隣接縦横升目へも行ける、シャンチーの馬よりも少し強く、行き所が、
計12升目になった馬の駒

である。ただし、相変わらず桂馬のようには跳べない。そこに味方の駒
があると、それ以上向こうにはいけないし、相手の駒なら取って止まる。
 つまり、

中国の象棋の馬だから、中国の馬を略して中馬、それよりも計4升目、
行き所を多くしたので、仮に大馬という、名前にした

だけと言う事である。
 そもそも、日本将棋の飛車・角行は、縦横と斜めという、組合せで
ある。それを、○と×のルールイメージに、取り替えてみようと、私は
思ったのである。当初、○は、縦横にも2升目先にだけ限定的に走る、
いわば塞牛脚のある、猛牛型の動きを、中馬には更に加えるはずだった。
が、実際にそれで、ゲームをやってみると、攻撃が防御に比べて強くな
りすぎるため、何回かチェックして、シャンチーの馬まで、だんだん弱
く動きを調節した。
 なお、角行を龍馬に取り替えたのは、

全体として角行では攻撃力が弱すぎるためではなくて、逆に中盤最初に、
玉囲いを強くする、防御力の増大効果が龍馬には有るため、防御力の
増大を狙って、角行から取替えたもの

である。結果として、馬駒が3枚から、5種類4枚に増加した。この
ゲームに名前を付けるとすれば、よってさしあたり、車駒を馬駒に交換
した、車の少ない

馬将棋とでもするのが、適切

かもしれない。
 このゲームは、当然ながら持ち駒有りの、普通の禁手条件、(二歩、
移動所無し、打ち歩詰め、の各禁止)で指すつもりで作っている。実際

この馬将棋を、持駒使用のルールでゲームをしてみると、だいたいだが、
攻防のバランス、進行の速度は、日本将棋と類似なのではないか

と、私には感じられた。
 従ってこのような論を出すと、将棋史学会ばかりでなくて、将棋連盟
からも睨まれそうだが。やはり日本将棋は、500年も前に成立した
ものだけに、単なるゲーム性を重視した調整の結果、ばかりではなくて、

”龍王・龍馬の龍信仰”と言った信仰や宗教が、ゲームのルールを、
その大枠に於いて決めている面の有るもの

との疑いが、かなり強いように、私には感じられるのである。
(2018/03/13)

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