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対抗日本将棋である馬将棋の指し方例(長さん)

少し前に、本ブログの見解によれば、現行の日本将棋は、ゲームの
長い間の調整だけでなく、中世の龍神信仰により、飛車と角行が追加
されたものであり、単にゲームの調整だけから、作るとすれば、複数
の可能なゲームが、有り得たとの旨を述べた。その際例として、
龍王成り飛車を、大馬成りシャンチーの馬、龍馬成り角行を、龍王成
り龍馬に変えたゲームを、通常の日本将棋を、車将棋とも名づけられ
るとの対応関係により、馬将棋と名づけて紹介した。ここで、馬将棋
の大馬は、ここでは中馬と呼ぶ、シャンチーの馬に加えて、江戸時代
の嗔猪の動き、すなわち塞馬脚の部分でも、止まれるを、加えた駒と
する。
 この馬将棋も、中馬・大馬が、本質的に走り駒類なため、玉を囲う
戦略が有利である事は、日本将棋と変わらない。ただし、攻撃大駒の
ルールが変化するため、具体的な”良い囲い方”のパターンが変化す
る。すなわち、下の例のような

普通の金矢倉は、馬将棋では、余り良い囲いでは無くなる。

もともと、矢倉は横からの攻撃には、比較的弱いのだが、馬将棋では、
それが極端なのである。
 すなわち、下の写真のように、大馬が、金の斜め下の6九の
地点に攻撃側から置かれると、いきなり王手が掛かり、守り方に持駒

金矢倉大.gif

が無ければ、写真の例では詰んでしまう。つまり▲6八金引き等が、
間に合わないのである。
 それに対して、次の写真のような陣は、通常は美濃囲いの崩れた
悪形であり、日本将棋では、名前が特には無いとみられる。この陣で
は、日本将棋の場合、たとえば写真のように、

馬囲い.gif

龍王と龍馬で最下段から攻められ、攻め方に持ち駒の、金が有れば、
この例では詰んでいる。しかしながら、馬将棋では
成り龍王の龍馬が、片側に1個しかない。だから、相手の龍馬駒を、
予め取って、駒得になっていないと、このようには攻められない。

従って、下側の無名の囲いの方が、金矢倉よりも、馬将棋ではやや
堅い

と見られるのである。実際にゲームをしてみると、この

無名の囲いは美濃囲い同様、金矢倉より少ない手数で、簡単に組める。

そのため、持ち駒が在る程度有る状態では、両者にさほどの堅さの差
は感じられないのだが、手得と手損の差で、馬将棋では、金矢倉側が、
紹介した”美濃崩れ無名囲い”に比べて、不利になる場合が多いよう
である。
 以上のように、ルール変化により戦法は、当然変化するが、馬将棋
も以上のような点に注意すれば、指していて、日本将棋より、さほど
劣っているゲームとは、思えないもののように、私には見えるのであ
る。(2018/03/19)

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