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新安沖沈没船出土駒の銀将~歩兵駒。大きさを、それぞれ変えた訳(長さん)

本ブログの開設当初の頃だったと思うが、表題の新安沖沈没船出土駒
に関し「成りの書体が、銀将~歩兵まで全て、”と金”であるため、
持ち駒ルールに適さない」との指摘をした事があった。今回は、この
点に関し、銀将~歩兵駒の大きさの違いから、再度持ち駒ルールか、
取り捨てルールなのかを、議論してみようと思う。最初に、結果から
書き、ついで説明を、いつものようにする。

銀将か桂馬と香車の多く、香車+歩兵とその他が区別できるように、
不完全ながら大きさを変えており、平安小将棋の持ち駒有りルールで
プレーした駒と推定できる

と考える。
 では、以下に説明を加える。
 そもそも、大きさだけで区別するという方法は、

慣れるまで、裏から表の駒名を読むのに時間の掛かる方法

である。しかし、玉将と金将の大きさがわかり、銀将の大きさが、
少し玉将と金将より小さいことに、プレーヤーである、このケースは
船乗りの将棋棋士が気がつけば、

イ.銀将が、香車かまたは歩兵では無い事。
ロ.桂馬が、歩兵では無い事。
ハ.香車が、銀将では無い事。
ニ.歩兵が、銀将かまたは桂馬では無い事。

のイ~ニの事だけは、出土駒から実際には判る程度と見られる。
なお、銀将は出土していないので、上記で銀将は、金将に置き換えて、
やや模式的に解釈している。
 ともあれそもそも、成りから元駒が何かが判らなくてもよいなら、
銀将~歩兵まで、同じかまたは、区別が出来ない程度の差で良い。し
かし、実際には、問題の”新安沖または興福寺(チャーター)沈没船
または難破船出土駒”は、イ~ニが判るという点に関しては”Yes.”
になるように、駒を作成している。だから本ブログの以前の見解のよ
うに、この出土駒が、

取り捨てルール用とするのは、工夫がムダであり、やや不自然

である。そこで仮にだが、

指している将棋が日本将棋ではなくて、平安小将棋の場合、イ~ニが
Yes.であって、持ち駒ルールの平安小将棋の場合、

イ’.銀将は桂馬と間違えたとしても、得は少ない。
ロ’.桂馬は香車と間違えたとしても、得は少ない。銀将と間違えた
としても、影響は軽い。
ハ’.香車は歩兵と間違えたとしても、得は少ない。桂馬と間違えた
としても、影響は軽い。
ニ’.歩兵は香車と間違えたとしても、影響は軽い。

と言う事が、仮に有るとしよう。そのような場合、

字体がそれぞれ、きっちりと違わず、跳んで一つ向こうの順番の駒と、
間違いが無い程度に、大きさが変えられているだけで良い

事になるだろう。じつは、日本将棋と異なり、平安小将棋は、

相手の陣の相手の駒の利き升目が、まばらである事が多い。

飛車角が居無い、分守りが弱いからである。つまり、

次に成れるように打つのが日本将棋に比べて、平安小将棋の方が簡単

だ。だから、どのみち1手掛ければ、成り金になるのは同じなので、

駒の種類による持ち駒の価値に、日本将棋ほどの差が互いに出ない

と、私は見ている。つまり、
銀将、桂馬、香車、歩兵の順位で、隣同士の駒に成り金の元駒を
間違えても、致命的な影響は普通出無いと考えられる。つまり、
成り金の金の字の書体を変えなくても、

駒の大きさで一つ飛ばした、向こう側の順位の駒と間違えないよう
な精度があれば、平安小将棋の場合、日本将棋と違って、かくべつ
の文句が、勝負師等から出にくい

のではないかと、考えられると言う事である。
 この事から、飛車角が入って日本将棋へ平安小将棋(持ち駒有り)
が進化する以前は、

成り金の書体の工夫という技術が、遅遅として進まなかったのでは
ないか

と、私は予想する。
論題の”新安沖または興福寺(チャーター)沈没船または難破船出
土駒”は、どうやら飛車角の無い、平安小将棋の駒のようである。
そのため、成りは”と金”と表示してあり、銀将が恐らく金将に近
い大きさであって、順次、

イ.銀将が、香車かまたは歩兵よりは大きく見える。
ロ.桂馬が、歩兵よりは大きくまたは太く見える。
ハ.香車が、銀将よりは小さくまたは細く見える。
ニ.歩兵が、銀将かまたは桂馬よりは小さく見える。

という、駒のばらつきも含めた、大きさの差がありさえすれば、

それで、持ち駒ルールの有る平安小将棋は、プレーヤーから文句が
出ない程度の精度で、実は指せた

のではないか。以上のように最近私は自分の、論を修正して考える
ようになって来たのである。(2018/09/21)

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