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三巻物色葉字類抄に、一文字の”鯨”がある(長さん)

前に、色葉字類抄のニ巻物の”鯨鯢”について、雄鯨
雌鯢のうち、雄鯨の概念は、後世の作ではないかと
言う話をした。しかし、

これは間違いだった。

三巻物の色葉字類抄は”く”の部分が失われて確認で
きなかったため、十巻物で比較したのだが、三巻物に
は、鯨鯢が無いものの、

”を”の所に、”をくじら”とカナが付いて、只の鯨
が載っていた。

従って、三巻物の色葉字類抄の失われた”くの動物”
にも”鯨鯢のうち、鯨は雄鯨”の意味の事が書いてあっ
た可能性が極めて高くなった。十巻物の伊呂波字類抄
で、鯨鯢の説明書きを、変えただけのようだ。なお、
合わせ物の伊呂波字類抄(3+10)というのがあり、
それと、十巻物の伊呂波字類抄の”雄曰口”の口の部
分の漢字が違うように見える。合わせ物(3+10)
は”雄曰鯨”と書いてあるようだ。だから、ニ巻物と
合わせ物(”く”の動物の、その部分は十巻)とは、
似ている。なお話が前後したが、

二巻物の色葉字類抄の”ヲ”に、をくじらの鯨が有る。

鯨を”ヲクジラ”とか”おくじら”とは普通は読まな
いし、ましてや現代では、確かに”をとこ”のヲだと
言われればそうだが、”オ”である部分に”ヲ”とは
カナを振らない。そのため、ようやく最近になって、
一文字”鯨”も見つかった。残念ながらこのケースは、

考察のおおもとの事実認識が、間違っていたという事

である。以上のように、お詫びし訂正したい。
 次に別の件に移る。色葉字類抄の将棋駒名のリスト
に、落ちが見つかった。”蟠蛇”も、二巻物の色葉字
類抄には書いてある。ちなみに、”は”や”わ”の所
では無い。

蟠蛇は”に”の所である。

 ”わだかまるへみ”等ではなく”にしきへみ”と、
色葉字類抄では読むそうだ。私は知らなかったが、
平安時代には、”錦蛇”とは、何故か書かなかったら
しい。(2019/05/31)

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