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朝鮮広将棋の改善を試みた(長さん)

以前に紹介した、”研究が進んで、駒の動かし方
ルールまでは確定した”朝鮮広将棋は、本ブログ
の見解では、跳び越え駒である砲駒で、即死・ト
ン死が起こらないような、初期配列上の調整が
不充分で、良好なゲーム性が確保されて居無いと
いう事であった。
 その調整は、相当に難易度の高いとみられるも
のであるが、朝鮮チャンギが現に存在するため、
既存の普及した、同系統のゲームの初期配列を
参考に、web上で現在、公開されている、
この将棋の初期配列を、今は調整してみる事に
した。
 結論を述べると、以下のように変えると、多少
は、良くなるようであった。

朝鮮広将棋配列改善.gif

なお上の図では、元々交点置きのこのゲームを、
エクセルでチェックできるように、升目置きにし
ている。そして、黄色の枠の周りが、3箇所ある
九宮に当たる領域である。
 以前チェックしたときには、以下のように、

個人的な感覚で、

駒名だけ、動きを直イメージしやすいように、別
の名前に変えて、テストしているが、こちらは覚
える必要は無い。~の駒の動きという意味である。

朝鮮広将棋改善チェツク用.gif

 では、経過をもう少し、詳しく説明する。
 このゲームは、駒の構成から見て、かなり攻撃
力が過多なようであった。しかし、それとは別に、
砲駒が、序盤に帥の頭を、簡単に狙える事が問題
のようであった。
 それは、

砲の段に、砲以外の駒があるので、チャンギルール
の包の砲が、動きやすいためであった。

そこで、まず、砲は4段目に集め、他の駒は4段目
に関して、端列以外には、配置しないようにした。
 また、車が動きやすいので、帥頭に車を集中され
て、開戦早々に、寄せを狙えるようになってしまっ
ていた。そもそも、朝鮮チャンギでは、車は四隅に
居て、一段目が象馬士で押さえられていて、動き出
しが簡単には、出来ないので、ゲームが面白くなっ
ていたと考えられた。そこで、

九宮を2~4段目ではなくて、1~3段目に下げる
と共に、車の両脇を別の駒で完全に固めた。

これは”下”駒が取られても、下は九宮の中に置け
ば”士”で、ただちに取り返せるので、前に紹介し
た急戦手順が、成立しないようになるという、意味
も有る。
 更に、前列の歩・騎駒を、同一種類を集めるので
はなくて、互い違いにして、砲の先制攻撃を、かわ
し易くした。なお今回は”游”を、中国シャンチー
の象動きとした。が、仮にこれを、隣接升目にも行
ける、踊れない飛龍にすれば、図のような”游”と
”伏”を交換した配列だと、出だし▲7六砲、
△5五馬、▲7十砲等の展開になり、以下、一応の
収まりはつくと見られる。
 今述べた事の繰り返しだが、近王動きだが、ほと
んど相手駒を捕獲できない”伏”駒が、前段に有る
のが無意味だったので、シャンチーの象駒動きの
”游”と取り替えている。
 以上の結果が、前記の初期配列図に示されている。
 なお、以前の岡野伸氏のチャンギ情報(ニ)の紹
介のときに、落としたが、将は九宮から出られない
ルール、将を取られると、将九宮の列の自陣一段目
から5段目までに居る、味方の駒が、いっぺんに排
除されるルールを採用した。
 以上のように、初期配列を変更してチェックする
と、web上の現在普及している、朝鮮広将棋より
は、急戦であっと言う間に、ゲームが終わってしま
うような手順が、一応消失して、

以前に比べると、かなりゲームはマシになる

との感触を得た。
 なおこの変更は、広象戯志の文言を、

多少、拡大解釈すれば、可能な程度である

と私は考える。岡野氏の言うように、”前”と”後”
は、文字通り前後が逆だが、更に”游”と”伏”も、
広象戯志には、”伏”が陣深くに配列するように、
逆と見なせる内容が、書いてあると私は読む。また、
文節番号29は、頭の”先鋒”が抜け落ちており、
文節番号30と韻を踏んでいて、後が内営内、前が
内営外だが、どちらも敵陣へ出撃も出来ると、

前と後とで、初期配置の所属領域が異なる事が、
(29)と(30)には、元々は書いてあった

と私は見ている。
 ともかく、

現実として、確立されたゲームとして朝鮮チャンギ
は有る。

ので、馬・象の影がやや薄いのは気になるが、陣形
が全く崩れないうちに終わる、天竺大将棋に比べる
と、かなり、マシなゲーム程度までは、確立した
朝鮮チャンギを手本にすれば、調整は出来るのかも
しれないと、私には思われた。(2019/08/26)

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